「仕事が合わなくて転職を考えているけど、
イチから指導してくれた先輩に申し訳なくてなかなか言い出せない」
このように本音では新天地で活動したいと思っているのに、
「まだ受けた恩を返していないから」と
苦しんでいる人はいませんか?
なぜ、
恩を受けた相手に申し訳なく思うのでしょうか?
これは「返報性の法則」といって、
「なにかしてもらったらお返しをしなければならない」
という普遍的な慣習かつ心理現象です。
誰からに親切にしてもらったらお返しをしないと、
私たちは生理的に不快になるようにできているのです。
これは非常に強力な心理的手法で、
スーパーの試食や化粧品のサンプル配布など、
マーケティングの世界では常識で広く使われています。
心理的な要因を利用してYESと答えさせる手法なので、
これに従うのはカモられる人といえるでしょう。
恩を返すのは決して悪いことではありませんが、
そのことが足かせとなって
やりたいことあるのに
行動できないでいるのは無意味です。
受けた恩をすべて返してから次のステップに進むのですか?
こう考えてみてはいかがでしょう。
受けた恩は、
本人ではなく、
次に会う誰かに返す。
あなたの人生は、
あなたが決めるしかないのです。